高校を卒業し、新たな地へ旅立つ誰かを見送るお話です。
ラストシーンでは夜空の下、飛行機で飛び立つ誰かを見送るそうです。
そのイメージを形にしたい、というオーダーです。
タイトルを強く印象づけたいというご希望もあったので、レインボー箔をタイトルロゴに使用。
「河」に星型の遊びを入れたり、クリスタルのような模様を添えて、より華やかに仕上げました。
モチーフとして「コード付きの赤いイヤホン」があったので、星空の青とのコントラストを活かすデザインとなりました。
飛行機を見送るラストシーンがポイントなので、飛び立つ飛行機を地上から見上げるような構図にしています。
見上げているイメージに近づけるため、地平線に近い空の表現として、下の方はやや淡い色に。
青いベースカラーに赤のコントラスト、きらきらの星、レインボー箔のタイトル……といった華やかなデザイン。
著者名なども派手にした方が統一感が出るので、登場人物たちのイメージカラーを使ったグラデーションを入れました。
当時、過去の作例として星空を使ったデザインが多かったためか、特に星空を希望される方が多かった印象。